究極のプラス思考~その1~
「なんでこんな事を言ってしまったんだろう......」
「あんな言い方しなきゃよかった......」
というような後で後悔するような言動や行動をしてしまう時ってありませんか?
よく芸能人が不祥事を起こして世間から叩かれていますよね。
「よくこんなことが出来るな」とか「最低」とか言ってみんな批判をしていますが、自分は今まで聖人君主のように生きてきたのかと振り返ってみてください。
批判している芸能人とは同じことではないにせよ、多かれ少なかれ人を攻撃してしまったり煩わしい出来事があったはずです。
芸能人に限らず周りの身近な人のことをあーだこーだという前に自分のことはと振り返ってみてください。
イライラしたり感情的になって反応したりしている自分に気づいたとき
それがチャンスなんです。
~受け入れの術~
じゃあどうすれば人の言動行動にイライラせずにいられるか。
単刀直入に言うと、「受け入れてしまうこと」なんです。
「諦め」や「手放し」と言ってもいいかもしれません。
誰でも、物事や人や状況に対して何がしかの「期待」や「思い通りにしたい気持ち」「こうあるべきだろうという決めつけ」があって、こういったフィルターを通して人や物事を見ています。
実は多くの人が状況や人のことをありのままに見てはいないんですね。
このエゴの期待と嫌な現実とのギャップに苦しんでイライラしています。
ここで大事なのが、起こる全ての事は何の意味も持っていないということです。
つまり良いも悪いもないただの現象ということです。
例えば朝、あなたは電車に乗り遅れて遅刻してしまいます。
ここで「電車に乗り遅れて遅刻して最悪だ」と多くの人はそのことを悪いことだと捉えます。
しかし本当は「ただその電車に乗らなかった。結果会社に遅れた」という事柄なだけで、「最悪」とか「良かった」などの意味を勝手に付けているのは自分自身なんだということです。
乗り遅れた電車の中で素敵な出会いがあるかもしれません。
会社に遅刻したことで次からはもう少し早めに動こうと決心するかもしれません。
会社に遅刻したことで、他の人のミスに優しくなれるかもしれません。
会社に遅れたことで何か自分の中で変わるキッカケになるかもしれません。
このようにその状況に都合よく意味付けしてしまえばいいんです。
これは今までの見方をガラッと変えて、どんな状況や物事もプラスに捉えることを意味しています。
プラスに受け入れると言ってもそれは、嫌なことを我慢したり、酷い目に合うのを許したり、不正に対して見て見ぬ振りをしたりすることではありません。
本当の気持ちを押し殺してしまうことでもないのです。
嫌なことは「ノー」と言ってどんな人にも自分の意思を伝える自由があります。
この受け入れの術はあらゆる見方を変えて、どんなことも自分にとっては全てオッケーなんだというマインドを持つことです。
自分の人生の中で黒歴史といえるものは何一つないってことです。
あの出来事があって今がある、今の出来事は必ず自分のためになっている。
どんな小さなことでも繋がって、一人一人の素晴らしい人生の物語を作っているのです。
その2へ続く。